インドネシア文化展

●開催にあたって

　インドネシアは赤道直下、東南アジアからオセアニアにかけて東西５０００km、南北３０００kmに広がる島嶼(しょ)国家です。
１万３千の島から成る国土は日本の５倍にも及び、スマトラやカリマンタン(ボルネオ)といった島々は日本の国土よりも大きい
面積があります。人口は２億人を超え、世界４番目の大国です。

　多民族国家インドネシアは、島毎に文化や言語が異なり、３００以上の民族集団と２５０以上の言語グループがあると言われま
す。国家スローガンとして「多様性の中に統一」がうたわれています。

　山形との関係を見てみると、ニューギニア島の西半分を占めるパプア州(旧イリアンジャヤ州)と山形県は、１９９４年に姉妹州
県を締結して依頼、１０数年にわたって活発な交流を続けています。

　ビアック沖大地震、スマトラ沖大地震と大津波、ジャワ島中部大地震の罹災者の救援の際には、多くの山形県民が”地球市民”の
意識を持って活動してきました。

　「多民族国家　インドネシア文化展」は、ジャワ島、バリ島、スマトラ島、スラウェシ島(セレベス)、そしてニューギニア島(パ
プア州)の５つの島を取上げました。多様な文化に触れ、異文化理解、国際理解に役立ち、インドネシアと日本間の友好・親善に
貢献出来る事を願っています。